事故から学ぶ

新型コロナ感染防止で、プライバシー保護と追跡アプリがせめぎ合い|自由の国フランスの葛藤を考える –

事故概要

業種 フランス政府
発生時期 2020/5/30
漏えい人数
事故概要

多くの国が新型コロナウイルスの感染を追跡するアプリの開発を進めている中、フランスは公衆衛生と大規模な監視の両立を図ろうとする取り組みで広がりをみせている技術的、倫理的な議論の矢面に立たされている。
フランス政府は、国民から収集したデータを集中させるアプリ「StopCovid」のフレームワークを採用した。プライバシー擁護団体はこの手法を激しく非難し、プライバシーを熱心に擁護しているという政治家たちを偽善者と断じた。StopCovid の問題は Apple に対する非難にも飛び火した。Apple はこれまでのところ、自社端末にこの種の機能を導入することには反対してきた。
政府も諦めていない。データを匿名化することで集中型のアプローチでもプライバシーを保護できるのと同時にウイルスの感染拡大に対して全体的な安全性が向上し、知見も得られると主張している。さらに根本的な話として、データの公共利用に関する決定を行うのは民間企業ではなく、有権者によって選ばれた主体であるべきだとフランス政府は強調している。
感染拡大への対処にデータは重要な不可欠のツールとみられている中、フランスで熱を帯びる論争は、公衆衛生とプライバシーの保護の両立をいかに図るかという世界的な議論の縮図となっている。このアプリが信頼を獲得するには、有効性を確保できる程度まで利用者が増加しなくてはならないという点では、関係者の見方は一致している。
国民の理解と技術的な設計という観点で言えば、今回の新型コロナウイルスだけでなく将来のウイルス感染拡大に対処するのに相反する要素(公衆衛生とプライバシー)の両立を図ろうとしている政府にとって、このアプリは一つの試金石となるだろう。
フランスのデジタル大臣 Cédric O 氏は政府によるアプリ開発を擁護する記事の中で、「どのような技術であれ、リスクがゼロの技術は存在しません」と述べている。絶対確実なソリューションなどありえません。何らかの欠陥はあるものです。StopCovid は平時のアプリではないのです。このようなプロジェクトは、新型コロナウイルスの感染拡大が引き起こした今の状況ならではのものです。

引用元 BRIDGE(ブリッジ)

■ 事故原因

事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。

チェックリストコード:20-16(第20条)安全管理措置(利用目的の順守、社内規則の整備と教育)

チェックリストにある要求ルール:

個人情報取得時に同意を得た利用目的を超えて個人情報を利用していないか、規定の確認と規定遵守の教育、利用目的にかなった利用に対する監査を実施していますか。

■ 推奨対策

対策:

公衆衛生とプライバシーの保護の両立をいかに図るかという世界的な議論の縮図となっている。このアプリが信頼を獲得するには、有効性を確保できる程度まで利用者が増加しなくてはならない。

具体例:

フランス政府のデジタル担当大臣が認めているように、どのような技術であれリスクがゼロの技術は存在しないし絶対確実なソリューションなどありえない。何らかの欠陥はあるものとして、プライバシー保護とコロナ感染防止のどちらを選択するのかは利用者にゆだねられているようだ。

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