事故から学ぶ

経団連事業ホームページへの不正アクセスによる情報漏洩可能性について

事故概要

業種 経団連事業サービス
発生時期 2020/1/21~5/3
漏えい人数 500人
事故概要

当法人のホームページが、第三者による不正アクセスを受けたことを確認し、不正ア
クセスを行った第三者(以下、攻撃者)に情報が漏洩した可能性があることが判明しま
した。詳細は下記の通りです。
1.不正アクセスの状況
(1)現時点で判明している攻撃の概要
・5 月 21 日に、外部委託先のホームページ管理会社が、不正に改ざんされたプログラ
ムファイルを発見
・攻撃者がプログラムを改ざんし、セミナーや書籍などの申込者情報を攻撃者が指定
したファイルに書き込む様に変更
・作成したファイルに外部からアクセスした痕跡を確認
(2)漏洩した情報の特定
・現時点の調査結果から情報を取り出されたと推測される期間は 2020 年 1 月 21 日~5月 3 日
・現在、漏洩した可能性のある個人情報件数を特定中(500 件前後と推定)
(3)情報流出した可能性がある申込者情報
・会社・団体名、所属・役職、氏名、住所、電話・FAX 番号、メールアドレス
2.これまでの対応と今後の対応
・攻撃を受けたウェブサーバは、5 月 27 日 20 時に利用停止。5 月 28 日以降は、臨時の Web サイトとメールによる対応で業務を継続する
・上記期間の申込者に対しては、お詫びも含めて個別に対応をする予定
・今後は速やかにセキュリティ専門の調査会社と調整を進め、結果報告をする予定
3.今後の対策
これまでも個人情報取り扱い業務にあたっては、厳格な取り扱いを求め、情報管理
の徹底に努めてまいりましたが、このような情報流出が発生したことを踏まえ、今後、
同様の事態が発生しないよう個人情報の管理の徹底、及びセキュリティ強化の対策を
実施し安全性の確保に努めて参ります。

引用元 経団連事業サービス

■ 事故原因

事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。

チェックリストコード:
20-1(第20条)安全管理措置 システム管理(不正アクセス防止)

チェックリストにある要求ルール:

システムに対する脅威や攻撃への防止策と監視体制を構築し、直ちに対抗策を構築していますか?
自社のシステムに対する新たな脅威や攻撃の手口を知り対策を社内共有し、対策行動の適格性と検証をする仕組みはできていますか?
常にOSや、アプリケーションソフトウェアを最新化して安全な状態にしていますか?
パソコンにウイルス対策ソフトを入れていますか?さらにウイルス定義ファイル(コンピュータウイルスを検出するためのデータベースファイル「パターンファイル」とも呼ばれる)を自動更新するなど、パソコンをウイルスから守るための対策を行っていますか?
ログインIDにメールアドレス以外のIDを用意していますか?
ログイン時に2段階認証、2要素認証が可能な場合は設定していますか?
システム開発のテスト環境でウイルスチェックや不正侵入を防ぐセキュリティが甘くなっていませんか?

■ 推奨対策

対策:

サーバには不正なプログラムが配置され、申込情報を窃取していたという。サーバの基本的なセキュリティ対策を今一度確認することはもちろん、外部のSaaSを活用してセキュリティリスクを移転するなど、組織に合わせたセキュリティ対策とその運用を行わなければならない。

具体例:

セキュリティーシステムは「自社も必ず攻撃を受ける」という意識で毎日ニュースをチェックし、その対策を考えるべきである。インターネットを利用したサービス提供事業者ならば、社内にもセキュリティーのエキスパートを育成し、セキュリティー専門会社との組み合わせでサービス全体の安全管理措置を講じていく必要がある。業者任せにしてはいけない。分からないまま済ませてはいけない。ユーザ数の多いサイトは最新ハッキング手法を試す実験場になっており、対策が後手に回るリスクを抱えている。常に最新対策情報を自ら得る体制を整えておくべきであろう。

ご入会のお手続きはこちら

会費のお支払い方法は、クレジットカード払いと口座振替の2種類お選びいただけます。 (会費のお支払方法により、入会手続きが異なります。) 詳しくは、「ご入会の流れについて」をご確認ください。