業種 | 金融機関 三井住友銀行 |
発生時期 | 2020/05/1 |
漏えい人数 | 未発表 |
事故概要 | 三井住友銀行は1日、顧客情報の入ったハードディスク2個を事務機器の保守を委託するOKIクロステックが紛失したと発表した。氏名や口座残高などの情報が含まれているが、すべて暗号化されており通常、第三者が解読することはできないという。 |
引用元 | 日本経済新聞社 |
事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。
チェックリストコード:
(第20条)安全管理措置(第22条)委託先の監督 社内規則の整備(自社運用・外部サービス利用)
クラウドサービスなど外部システムサービスを利用する時は利用規約やセキュリティ対策を確認するなど、サービスの安全・信頼性を把握して選定していますか?
サーバの安全管理措置徹底を頻繁に確認し、徹底していますか。特に外部委託している場合は、まかせっきりにせず自らの目でも確認していますか?
委託先に保管管理依頼している情報機器の盗難、紛失防止の点検と棚卸を実施していますか?
情報機器の処分時は、事業者自らデータ消去を確認してから業者に引き渡していますか?
発表を見る限り、三井住友銀行は点検実施を指示し、OKIが点検をした結果、紛失に気付いたという流れである。
点検頻度を上げれば防げたのか確証はないが、年次点検のサイクルであったなら、当面の間、多頻度化すべきであろう。ただし、点検慣れすると在庫の読み飛ばしや、未確認の棚卸がでるので立ち合い棚卸が必要である。
特に重要な情報機器はICタグをつけて、移動がトレースできるような仕組みにすべきであろう。特に金融機関であれば、直ちに実施すべきである。
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