事故から学ぶ

手話検定試験申込者1万人の個人情報紛失

事故概要

業種
発生時期 2020/03
漏えい人数 10,000人
事故概要

手話の検定試験を行う社会福祉法人の職員が、試験に申し込んだおよそ1万人の個人情報が入ったUSBメモリーを紛失した。
個人情報の紛失があったのは京都市の社会福祉法人「全国手話研修センター」で、
センターによると先月、60代の男性職員が「全国手話検定試験」に去年申し込んだおよそ1万人の名前や住所、電話番号などの個人情報が入ったUSBメモリーを紛失した。土曜日に自宅で仕事するため、職場のパソコンにあった個人情報を私物のUSBメモリーに移して持ち出し、帰宅後、仕事をしようとして紛失したという。
必要とされていた職場の所属長の許可をとっておらず、センターは試験に申し込んだ人たちに謝罪の文書を送ったとのこと。
「全国手話研修センター」の常務理事は「あってはならない事態で大変申し訳ないです。組織上不備があったと反省し、再発防止を徹底します」と話しています。

引用元 NHK

■ 事故原因

事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。

チェックリストコード:
(第20条)安全管理措置 作業ルールの徹底(保管管理と情報漏えい防止、盗難防止)

チェックリストにある要求ルール:

情報漏えい、盗難防止などの教育を定期的に実施していますか?
許可を得ていないUSBなどの簡易型データ保存装置の、PCへの接続制限はかけていますか。
データが保存されているPCやファイルサーバから、USBなどにデータコピーが行われた場合、管理者に警告が出たり、ログが残るようにしていますか?

■ 推奨対策

対策:

規則違反による事故であるが、USBを使っている時点で見つけることができなかったのかまで追求する必要がある。
さらに物理的にUSBが使えないように仕組みを変更する必要もある。許可されたPC意外はUSBポートをふさいでおく、などの策も意外に効果がある。
やむを得ずUSBを使用する際は、小さいから無くすので物理的に存在を示す対策をとる必要がある。

具体例:

勝手に持ち出したとするならば、職場の相互監視が効かない、自己判断で勝手に持ち出すという職場モラルを問う必要がある。
単独作業が許される職場は、内部者による個人情報漏えい事故、盗難事故率が高い。他人の目が互いに届く環境にしUSBなどを不正に使用しにくい状況を常に作り出しておく必要がある。朝の出勤時間帯、昼休み、残業時などの離席率の高い時間の内部犯罪も多いので、相互監視のほか、システムとしてUSBなどを感知する仕組みも併用すべきであろう。

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