事故から学ぶ

大村市営住宅の指定管理者が入居者名簿を紛失

事故概要

業種 大村市 地方自治体
発生時期 2020/03/26
漏えい人数 1,279人
事故概要

大村市は市営住宅の入居者1279人分の個人情報を記載した名簿を紛失したと発表しました。市営住宅の指定管理者「シンコー」の男性担当者が26日、退去した数世帯の部屋の検査のためカバンに入居者名簿を入れて市内2カ所の市営住宅を車で訪ねました。2カ所の訪問を終え事務所に戻りカバンを開けると名簿がなくなっていることに気付きました。車を降りる際は会社の取り決めでカバンを車の中に置き、車をロックして出たということです。名簿には24団地90棟の市営住宅に入居する1279人分の氏名や住所、電話番号、生年月日などが記載されていました。会社は盗難の疑いもあるとみて大村署に被害届を出しました。名簿は今後、緊急時以外、持ち出し禁止にするということです。

引用元 長崎文化放送

■ 事故原因

事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。

チェックリストコード:
20-14(第20条)安全管理措置 作業ルールの徹底(社外での盗難防止)

チェックリストにある要求ルール:

事業所外で個人情報が記載された書類やPCなどを置いたまま、離籍していませんか?
車の中に個人情報が記載された書類やPCを置いたまま、車から離れていませんか?
仕事の郵便物を自宅に送付して、ポストからの回収せず放置していませんか?
喫茶店やレストランで、座席にカバンを置いたまま席を離れていませんか?
自転車のかごなど、ひったくりに合いそうな場所にカバンを置いていませんか?
自転車やバイクに荷物を置いたまま、コンビニなどで買い物をしていませんか?

■ 推奨対策

対策:

紛失原因が盗難にあったというのは、入居者情報を所持していた本人の不注意、とされてしまうが、再発防止上はもう少し掘り下げる必要がある。
つまり会社として入居者情報は当然、保護すべき個人情報の対象であるという認識を持っていたのだろうが、現実的に盗難にあったということならば、どのような盗難紛失防止策を講じていたのか、という点である。個人情報の重要性に意識が行っていれば、そして盗難防止策と意識づけが行っていれば防げた内容と思われる。
個人情報が入ったカバンを社内に置く、というのは適切な盗難防止策とは考えにくい。さらに、カバンは残っており入居者情報だけが無くなったというのは、意図的に書類を抜き取ったか別の原因があるのか考えさせられる。いずれにせよ、盗難防止対策を怠ったのは会社ではまで掘り下げて考えないと、今後の防止策にはならない。

具体例:

業務を盗難事故防止の観点から見回すと、おそらくリスクがいくつも見つけられる。リスクを見つけるのは想像力であり、リスクに対する意識レベルの問題でもある。
教育をするなら、リスクに対する敏感さを養う内容で実施頂きたい。

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