業種 | Blog |
発生時期 | 2020/03/25 |
漏えい人数 | 未発表 |
事故概要 | プログラマ向けのコミュニティサイトであるQiitaが25日、各ユーザーが閲覧した記事の傾向を分析し、第三者から閲覧できる機能をリリースした。この変更にともなうオプトアウト機能が適切に動作していなかったことや、自動的に自らの傾向が公開されていたことが、利用者から問題視され、26日にQiitaは機能の一時停止を発表した。 また、オプトアウトの方法のご案内に関しまして不備があり、ユーザーの皆様から行動履歴の保存を停止することができなくなっていました。深くお詫び申し上げます。 |
引用元 | Qiita |
事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。
チェックリストコード:
21-19(第21条)従業者の監督 作業ルールの徹底(誤開示防止)
ホームページやSNS、同報メール、FAXに情報を掲載する際、個人情報、社外秘情報が含まれていないこと、添付ファイルに誤りがないことを、複数回、複数の人でチェックしていますか。
ホームページへの情報掲載直後に、アップロードした資料などに個人情報が掲載されていないか、複数の人で確認していますか。
ホームページ掲載時に不適切な掲載がないか、複数の人で確認をしていますか?
会報、取引先を含めたグループニュース、企業が発信者のSNSなどへの掲載時に個人情報が含まれていないか確認し、あるいは掲載対しての許可など本人の承認を得ていますか?
システム開発時にデータが関係者以外からアクセスできるようになってたり、不要な情報開示がされていませんか?
この事案は個人情報とは何か、の定義が甘く発生したと考えられる。オプトアウトの不備はあまりにお粗末であるが、「読んだ記事」は行動履歴にあたる、という点に理解が足りず、個人情報の登録と収集時に「行動履歴を取得し公開する」という同意を得ておくべきものである。オプトアウトの対象とするには考えが足りていない。
一言でいうと運営者側での個人情報保護意識不足、レベルの低さがこの事態を招いたと言わざるを得ない。
個人情報の利活用が許されるのは、個人情報が保護されている場合だけに限られている。利活用の条件にあたる部分の認識を改める必要がある。
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