事故から学ぶ

串本町職員が個人情報の書類紛失

事故概要

業種
発生時期 2020/01/27
漏えい人数 11人
事故概要

串本町は今日、水道課に勤務する10代の男性職員が個人情報が入った、水道料金の納入通知書と口座振替対象リストを紛失したことを公表しました。
紛失による被害は今のところ、確認されていませんが、今後、町は職員の処分を検討しています。
男性職員は1月27日午後2時ごろ、町内の金融機関の駐車場でカバンからクリアファイルを取り出した時に、強風に煽られ、氏名や住所などが入った水道料金納入通知書8人分と、氏名や金融機関名や口座番号などが入った口座振替対象者リスト3人分を散乱させました。
その後、職員は職場に報告し、他の水道課の職員と捜索して翌日までに2人分の納入通知書を発見しましたが、残りは発見することが出来ませんでした。
町は串本警察署に遺失物届を提出しましたが、3日まで紛失による情報漏洩などの被害は確認されていないということです。
串本町は今後、この男性職員を懲罰委員会にかけ、処分を検討するとしています。

引用元 串本町

■ 事故原因

事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。

チェックリストコード:
20-18(第20条)安全管理措置(第21条)従業者の監督 作業ルールの徹底 (紙データの紛失防止)

チェックリストにある要求ルール:

紙書類の持ち出し時はカバンに入れ、落下や風による飛散を防いでいますか。
紙書類の輸送や移動が伴う場合は、社外への落下防止、万一落下した時に書類が飛散散逸しないよう箱に入れて輸送をしていますか。
外出先や自分の机以外の場所で作業をしたときは、確実にカバンに戻したことを確認していますか?この確認は一人で行うため、カバンに入れたこと、作業場所に何も残っていないことの2面で確認していますか?
個人情報の持ち出しは、規定に沿って許可を得て行っていますか?

■ 推奨対策

対策:

この事例は2つの問題を含んでいる。
1:外部での作業において、紙ファイルの紛失防止策がとられていない。
2:本人を懲罰委員会にかける、としているが、原因追及と組織として安全対策までを包括的に解決対応する必要がある。

具体例:

懲罰委員会で本人を罰することでは事態は完了しない。組織として物理的に紛失を防ぐ対策を講じ、それにそったルールを設けて職員にそのルールを守らせる、というのが組織がとるべき対応である。事故を起こした本人だけを罰することだけでは再発防止策にはならない。

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