業種 | 公立高校 |
発生時期 | 2019/12/17 |
漏えい人数 | 30人 |
事故概要 | 大阪府立高校において、生徒の個人情報が記載された記録簿が所在不明になっている。 |
引用元 | 大阪府 |
事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。
チェックリストコード:
20-17 (第20条)安全管理措置(第21条)従業者の監督 作業ルールの徹底(紛失防止)
作業時は他の書類と混ざらないように、机の上を整理整頓して処理をしていますか?
個人情報を所定の保管庫から出し入れする際は、管理記録を個人名付きで記録していますか?また保管庫の施錠時には、内容確認を2名以上で実施していますか?
情報管理に対する認識不足が原因」気づいたら紛失していた、というのが大半で、紛失の経緯が特定しにくいのが書類紛失の特徴であり、対策も「気を付けましょう」で終わってしまうことの多い事案である。
少なくとも机の上を整理(デスクトップクリーン)を徹底する必要がある。
収納庫から持ち出した情報は何かを記録し、返却したら第三者の確認を得て返却し元のファイルに収納する。
持ち出しから返却までを導線として仕事の管理をする意識を植え付ける。
考えられる原因とそれに対する対策はいくつもあるが、「面倒」ということで手抜きをして漏えい事故を起こすのが定番化している。
こうなると、結局、個人情報の重要性への認識が低く、情報自体を守る意識が低いので「面倒」という言葉が勝ってしまうことから、取り返しのつかない問題となる。
漏えい防止対策の完全実施と意識高揚の教育をセットで、しつこく行うこと。そしで職員が取る動作を点検(監査)する体制をしっかりと動かすことまでが求められる。
今後注意します、というのでは事故はなくならない。
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