業種 | 別府市 地方自治体 |
発生時期 | 2019/09/10 |
漏えい人数 | 1,466人 |
事故概要 | 別府市は10日、認定こども園や保育所などに通う市内の園児1466人(1358世帯)の個人情報を誤送信したと発表した。各施設ごとに入園、入所する子どもの情報を送信すべきだったのに、全員分を27施設にメールで送っていた。市職員が各施設を巡り、同日までに削除してもらったという。 |
引用元 | 別府市 |
事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。
チェックリストコード:
20-8(第20条)安全管理措置 パソコン利用教育(誤送信防止)
重要情報や個人情報をメールで送る時は,メール本文に記載せず、重要情報は添付ファイル形式にして、さらにパスワード保護するなどのように、重要情報の保護をしていますか?
メールに添付する場合、不要なファイルを添付していないか確認していますか?
電子メールの送信先に誤ったファイルが添付されていないか、ファイルを開いて確認してから送信していますか?
この事例は、担当者の不注意、ということで終わらせてはいけない事案である。自分の行為が個人情報漏えいになる、という意識が持てなかったから発生した、とするなら、もう少し深いところでの意識改革を促す教育が必要になる。
同じ作業は過去にも行われていたと思われ、手順書などが作られていたのではないだろうか。せめて手順書に注意書きがあり、ダブルチェックすれば防げた可能性はある。手順書もなく口頭指示だけであれば、事故は再発するので、原点に立ち返り、手順書の作成整備を行い、その点について教育を実施すべきであろう。
ダブルチェックも時間経過とともに慣れが生じ、機能しなくなってくる。場当たりのダブルチェックではなく、漏えいが引き起こす事態の重大さまで、意識を巡らせる教育が必要である。
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