事故から学ぶ

県立三崎初声高で生徒情報紛失 指導要録や通知表の写し

事故概要

業種 学校
発生時期 2019/06/13
漏えい人数 なし
事故概要

県教育委員会は13日、県立三浦初声高校(三浦市初声町)で、生徒の氏名や評定などが記載された書類を紛失したと発表した。紛失した書類は、2016年度に入学した生徒の生徒指導要録の写し(4クラス128人分)と通知表の写し(1クラス33人分)、調査書の原稿(2クラス59人分)。5月10日、学習支援グループの教員が生徒の転学に必要な書類を作成するために職員室のロッカーを確認した際に発覚した。同日付で全ての県立学校長に個人情報の管理徹底を通知。現時点で個人情報の流出は確認されていないという。
同校は13日、三崎署に被害届を提出するとともに、該当する生徒と保護者宛てに謝罪文を送付した。20日には保護者向け説明会を開く。

引用元 神奈川新聞

■ 事故原因

事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。

チェックリストコード:
20-17 (第20条)安全管理措置(第21条)従業者の監督 作業ルールの徹底(紛失防止)

チェックリストにある要求ルール:

重要情報を社外へ持ち出す時は許可を得ていますか。
持ち出し時にはパスワード保護や暗号化して肌身離さないなどのように、盗難や紛失の対策をしていますか?
USBメモリのように小さなものは、首からかけるストラップのような大きな印をつけて目立たせるなど紛失防止策を講じていますか?
パソコンや業務携帯などの紛失防止教育を徹底していますか。
紙書類の持ち出し時はカバンに入れ、落下や風による飛散を防いでいますか。
重要情報やPC,USB等が入ったカバン自体を肌身離さず持ち歩いていますか?

■ 推奨対策

対策:

市は「情報管理に対する認識不足が原因。個人情報の持ち出しの原則禁止を徹底する」などとしているが、具体性を欠く指導は効果が薄い。持ち出す理由がなく持ち出したのか、理由があるが必要な一部ではなく全部持ち出したのか、あたりまでを分析して対策を講じるべきである。

具体例:

毎日持ち出す必要がある情報であるなら、外部持ち出し情報量を極小化する(ファイル全体は持ち出さない)。
極小化すれば紙情報でもカバン等に入る大きさになり、そのカバン等を肩掛け式にして体から離さなければ置き忘れは防げる。
カバンの中から落ちないようにファイルがカバンから大きく離せないようにストラップをつける。
持ち出した情報は何かを記録し、返却したら第三者の確認を得て返却し元のファイルに収納する。
持ち出しから返却までを導線として仕事の管理をする意識を植え付ける。
考えられる対策はいくつもあるが、「面倒」ということで手抜きをして漏えい事故を起こすのが定番化している。
個人情報の重要性への認識が低く、情報自体を守る意識が低いので「面倒」という言葉が勝ってしまう。漏えい防止対策の完全実施と意識高揚の教育をセットで、しつこく行うこと。そしで職員が取る動作を点検(監査)する体制をしっかりと動かすことまでが求められる。
今後注意します、というのでは事故はなくならない。

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