事故から学ぶ

DV被害女性の住所、誤って夫に漏洩 大阪・枚方市

事故概要

業種 大阪・枚方市
発生時期 2019/06/14
漏えい人数 1人
事故概要

大阪府枚方市が5月に、夫からドメスティックバイオレンス(DV)を受けていた女性の引っ越し先の住所を誤って夫に伝えていたことが明らかになった。女性は引っ越し先から再び転居せざるを得なかった。
市によると、女性は昨年、個人情報が分かる書類の交付や閲覧の制限を引っ越し先の他の自治体で申し出た。ところが、5月上旬に夫が市役所の窓口で所得証明書の交付を申請した際、職員が夫だけでなく女性の現住所が記載された所得証明書も誤って渡していた。
家族でも住所が異なる際は本人の委任状がなければ交付できないが、職員が同じ住所だと思い込んでいたという。
直後に夫が女性の分を含め住民票の写しを請求。同じ職員が対応し、DV被害者であることを示す警告が表示されたため交付しなかったが、夫が帰った後、所得証明書の誤交付に気付いた。女性から申請があった制限の対象が住民票と戸籍のみだったため、所得証明書の交付時に警告は表示されなかった。
市はその日のうちに宿泊施設を用意し、女性は一時避難。その後、再び転居した。市は女性に謝罪した。

引用元 共同 日経

■ 事故原因

事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。

チェックリストコード:
20-8 (第20条)安全管理措置 パソコン利用教育(誤送信防止)(第21条)従業者の監督 作業ルールの徹底(誤開示防止)

チェックリストにある要求ルール:

重要情報が含まれる電子メールを送る前には、送信アドレスを再確認していますか?自分以外の人にも確認をしてもらっていますか?
複数の相手先への送信時はTOではなくBCCを使用していますか?
FAX送信時には相手先電話番号を確認するなどのように、宛先の送信ミスを防ぐ仕組みを徹底していますか?

ホームページに情報を掲載する際、個人情報、社外秘情報が含まれていないことを、複数回チェックしていますか。掲載後にも直ちにこれらの情報が掲載されていないかチェックしていますか。
個人情報を含む書類を個人情報の所有者(本人)に渡す際、本人確認をし、その上で本人が要求しているもの、あるいは本人に渡すべき書類であることを確認していますか?

■ 推奨対策

対策:

安全標語
個人情報開示内容確認よし!本人確認よし!
メール送信先アドレス確認よし!
BCC送信確認よし!

作業手順書、マニュアル、管理体制、監査体制の強化が必要である。
メール作成送信手順書の徹底と、送信前のダブルチェックを徹底させること(2名以上の相手先に対し、Toでメールを送ると個人情報漏えいに結びつくことをしつこく徹底的に教え込むこと)
導入済みのメール誤送信抑止システム(送信先が本市以外である送信メールについて、その配信を一時保留し、Web画面操作により内容を再度確認し、その上で保留を解除する作業を行うことによりメールが改めて送信できる仕組み)で、何を確認するのか、どういう条件なら送信して良いのかを口頭試験も含めて徹底教育すること。

具体例:

贈答品の中に他人の個人情報を含む名簿を、ご丁寧に配布する数だけ印刷して配ったということであるなら、職員の個人情報保護に対する意識の醸成がまるで出来ていないので、市長や責任者から職員一人一人に至るまで徹底的かつ継続的な教育が必要である。現在、教育をしているとするならば、まるで役に立っていないので、すべてをリセットして教育の組み立てと効果測定までのを早急にやりなさなければならない。

個人情報の適正な取扱い及び電子メールの適切な利用に対する徹底教育を行うこと。まずは2名以上の相手先に対し、Toでメールを送ると個人情報漏えいに結びつくことをしつこく徹底的に教え込むことである。
さらにメール送信時等における個人情報の取扱い(本文に個人情報を書かない、個人情報が入ったファイルを添付するときは暗号化する等)に関する研修を行い、ダブルチェックによる送信先の確認をする運用体制を作ること。
ダブルチェックで見逃した場合は、ダブルチェックをした者も同罪になることを強く認識させること。
導入済みのメール誤送信抑止システムにおける再確認する意味を強く認識させること。

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