業種 | 地方自治体 中学校 |
発生時期 | 2019/05/10 |
漏えい人数 | 92人 |
事故概要 | 京都府亀岡市教育委員会は13日、市立南桑中学校の修学旅行を引率した男性教諭(55)が3年生92人分の個人情報が入ったクリアケースを紛失したと発表した。生徒の名前、緊急連絡先、アレルギーなどの情報が書き込まれていたが、情報の悪用は確認されていないという。 |
引用元 | 産経新聞 |
事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。
チェックリストコード:
20-18 (第20条)安全管理措置(第21条)従業者の監督 作業ルールの徹底(紙データの紛失防止)
紙書類の持ち出し時はカバンに入れ、落下や風による飛散を防いでいますか。
重要情報入ったカバンを持ち歩く必要がある場合は、肌身離さず持ち歩ることを見につくまで、徹底教育していますか?
外務員や内勤者でも屋外での作業中に個人情報を紛失する事例が後を絶たない。個人情報が記載された紙を、安易に、あるいは剥き出しで持ち歩くことが原因とされている。万一のリスクを考えた場合、持ち歩く紙を減らすか、現場で取り出す紙を少なくするかの工夫が必要である。
個人情報が記載された紙(書類)を漫然と持ち歩き、落下、飛散、置き忘れ、盗難、などの漏えい事故を起こすことが後を絶たない。今回は転倒という不幸な事態ではあったが、リスクとしては落下なども含めて織り込める事案である。この手の多くの事故は防げる可能性があるので、今一度仕事の手順や段取りを見直し、ルール化すべきである。再発防止が「今後は注意します」では、対策がお寒い限りである。
ご入会のお手続きはこちら
会費のお支払い方法は、クレジットカード払いと口座振替の2種類お選びいただけます。 (会費のお支払方法により、入会手続きが異なります。) 詳しくは、「ご入会の流れについて」をご確認ください。