業種 | ライフコーポレーション |
発生時期 | 2019/04/18 |
漏えい人数 | 13,987人 |
事故概要 | ライフコーポレーションは2019/4/16に首都圏の2店舗(クロスガーデン調布店、青葉しらとり台店)のお客の氏名、住所などの個人情報が含まれた業務上のデータを記録したUSBメモリを紛失したと発表した。 |
引用元 | 流通ニュース |
事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。
20-17(第20条)安全管理措置(第21条)従業者の監督 作業ルールの徹底 (電子データの紛失防止)
電子データの重要情報を社外へ持ち出す時は許可を得ていますか。持ち出しの記録を取っていますか?
電子データの持ち出し時にはパスワード保護や暗号化し、さらに肌身離さないなど、盗難や紛失の対策をしていますか?
USBメモリのように小さなものは、首からかけるストラップのような大きな印をつけて目立たせるなど紛失や置き忘れ防止策を講じていますか?
パソコンや業務携帯などの紛失防止教育を徹底していますか。
重要情報やPC,USB等が入ったカバンを持ち歩く必要がある場合は、肌身離さず持ち歩ることを身につくまで、徹底教育していますか?
規則には意味があり、それを守らないことはリスクになる、という自覚を改めて喚起される事故である。ルール違反に対して業務多忙を言い訳に使う従業者が多いが、一度の事故で事業所の信用を無くし、リカバリーを含めたコストを発生させ、本人の雇用も怪しくなる。少し考えてみれば、バランスが取れない選択をしていることが分かるだろう。
注意喚起で留めず、紛失に至った業務の導線と仕事のやり方を分析し、根本原因を廃除する対策が必要である。本人だけが悪い訳ではなく、事業者に体質的な問題がないかまで踏み込んで対策を講じて頂きたい。
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