事故から学ぶ

録音・録画DVD紛失=男性事務官を戒告-名古屋地検

事故概要

業種 地裁
発生時期 2019/03/08
漏えい人数 未発表
事故概要

取り調べ状況を録音・録画したDVDを紛失したなどとして、名古屋地検は8日、30代の男性検察事務官を戒告の懲戒処分とした。どのような事件捜査のDVDだったかについては、「証拠の内容に関わる事柄なので差し控える」として明かさなかった。
地検によると、事務官は2016年4月~18年3月、110件の刑事事件に関する捜査関係書類など140点の整理を怠り、執務室の書庫に放置。18年4月の異動期に上司に打ち明け、内部調査でDVD1枚が無くなっていることが判明した。

引用元 名古屋地検

■ 事故原因

事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。

チェックリストコード:
20-11 (第20条)安全管理措置 作業ルールの徹底(保管管理と情報漏えい防止、盗難防止)

チェックリストにある要求ルール:

重要情報を机の上に放置せず、書庫に保管し施錠するなど、重要情報の紛失や漏えいを防止していますか?
パソコン自体に盗難防止装置をつける、不在時は部屋を施錠したり、ノートパソコン鍵のかかるロッカーに収納する、などの盗難防止策を講じていますか?
退社時には、重要書類やノートパソコンは、鍵のかかる引き出しや保管庫に収納するなど、盗難防止対策をしていますか?
重要情報を保管庫から出し入れする際は、管理記録を個人名付きで記録していますか?
保管庫の施錠は2名以上で確認をしていますか?

■ 推奨対策

対策:

安全標語
デスクトップクリーンよし!
保管収納よし!
管理台帳記載よし!
返却よし!
保管庫施錠よし!

安全管理が徹底されていないことが危惧される。
作業手順書、マニュアル、管理体制、監査体制の強化が必要である。
個人情報を業務活用した後に、個人情報が記載されている書類を施錠管理する収納庫から「出すとき」「戻すとき」に、管理簿に記載すべきであり、この管理がなされていないと思われる。いつの間にかなくなっていた、というのは管理されていない、管理していない、ということである。組織的な管理体制の欠陥であり、個人情報を管理する導線が切れていることになる。「なくさないように気をつけましょう」という宣言では再発防止策にはならない。

具体例:

(安全標語)
デスクトップクリーンよし!保管収納よし!管理台帳記載よし!
返却よし!保管庫施錠よし!

個人情報の重要性はスローガンとしては掲げれるが、多忙な日常業務の中で扱っていると、その重要性への認識が疎かになってしまうのが、心理である。だからこそ、対策の具体性が企業に求められるのである。
まず、個人情報を取り扱うときには、面倒な管理台帳に、出し入れや利用目的などを、作業者の個人名とともに記録させることで、取り扱う個人の自覚と責任を明示させる大切になってくる。自分の名前を書くことが、出した個人情報を完全な形で元に戻す責任を持たせることである。

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