事故から学ぶ

小学校で児童の指導資料が所在不明に – 神戸市

事故概要

業種 学校 地方自治体
発生時期
漏えい人数 32人
事故概要

市立小学校(西区)において保管していた「児童指導資料」1クラス分を紛失していることが判明した。保管場所周辺や全教職員の机、ロッカー、棚など、校内を探しているが、現時点では所在が判明していない。
紛失した資料は児童指導資料(1クラス32名分)で、児童への教育活動(指導、日常または緊急の連絡等)のために使用し、毎年度当初に保護者へ記入を求めるもの。記載する項目は、児童、家族の名前、生年月日、住所、電話番号、緊急連絡先、勤務先、入学前の経歴、家から学校までの地図のほか、児童の身体面や性格面など特に担任に知っておいてもらいたいこと等がある。
対応として、当該クラスの児童および保護者には、家庭訪問により報告と謝罪を行い、神戸西警察署に遺失物として届出を行った。
再発防止に向けた取組として、管理、保管等について更なる厳重な方法へ見直し、書類の取り出しや返却の際には管理職等が立ち会う。再発防止に向けて、情報セキュリティと個人情報保護の重要性について職員研修を行い、周知徹底を図る、としている。

引用元 神戸市

■ 事故原因

事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。

チェックリストコード:
20-17 (第20条)安全管理措置 (第21条)従業者の監督作業ルールの徹底(紛失防止)

チェックリストにある要求ルール:

重要情報を社外へ持ち出す時は許可を得ていますか。
持ち出し時にはパスワード保護や暗号化して肌身離さないなどのように、盗難や紛失の対策をしていますか?
USBメモリのように小さなものは、首からかけるストラップのような大きな印をつけて目立たせるなど紛失防止策を講じていますか?
パソコンや業務携帯などの紛失防止教育を徹底していますか。
紙書類の持ち出し時はカバンに入れ、落下や風による飛散を防いでいますか。
重要情報やPC,USB等が入ったカバン自体を肌身離さず持ち歩いていますか?

■ 推奨対策

対策:

管理の導線が切れている可能性が高い。Aで確認し次に改めてBで確認したら数が合わなかった、ということは、Aで確認した後、Bで確認するまでの間で紛失したことを前提に、導線全体の管理を高める必要がある。

具体例:

Aで確認した後、どのように保管すべきか5W1Hで規定する。次に、Bに移動するためにAで管理場所から出した段階で再点検し、移動中の紛失を避けるための措置を行い、Bに到着した段階で再確認する、という動きを整えることが必要である。まるで現金を運ぶようだ、と思われるかもしれないが、漏えい事故での賠償等を考えると、現金と同じ扱いをすべきものが個人情報なのである。

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