事故から学ぶ

顧客情報含む資料を車の上に置いて走行中に紛失 – 大丸

事故概要

業種 百貨店
発生時期 2019/02/08
漏えい人数 39人
事故概要

大丸松坂屋百貨店は、大丸大阪心斎橋店の営業担当者が、顧客情報含む資料を車で移動する際に紛失したことを明らかにした。一部書類が見つかっていないという。
同社によれば、2月8日に営業担当者が訪問先の顧客情報が記載された書類を紛失したもの。
引継書や記入済みのアンケート、お得意様ゴールドカード口座開設審査書のコピー、お得意様ゴールドカード入会申込書のコピーなど、持ち出しが禁止されていた書類だという。
氏名や住所、電話番号、生年月日、年収、勤務先、役職、世帯人数など39人分のほか、家族カードの申し込みを希望していた場合は、家族の氏名や生年月日も含まれる。
営業活動中に書類を車両の上に置き忘れ、そのまま発進。走行中に書類が落下して散乱したのを通行人が発見し、同社に連絡したことから問題が発覚した。
持ち出した39人分の書類のうち、27人分はすべて回収したが、のこり12人のうち5人はすべての書類が未回収で、7人についても一部が未回収だという。
同社では対象となる顧客に事情を説明して謝罪。個人情報保護委員会へ報告を行っている。

引用元 大丸松坂屋百貨店

■ 事故原因

事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。

チェックリストコード:
20-18 (第20条)安全管理措置(第21条)従業者の監督 作業ルールの徹底(紙データの紛失防止)

チェックリストにある要求ルール:

紙書類の持ち出し時はカバンに入れ、落下や風による飛散を防いでいますか。
重要情報入ったカバンを持ち歩く必要がある場合は、肌身離さず持ち歩ることを見につくまで、徹底教育していますか?

■ 推奨対策

対策:

外務員や内勤者でも屋外での作業中に個人情報を紛失する事例が後を絶たない。個人情報が記載された紙を、安易に、あるいは剥き出しで持ち歩くことが原因とされている。万一のリスクを考えた場合、持ち歩く紙を減らすか、現場で取り出す紙を少なくするかの工夫が必要である。

具体例:

個人情報が記載された紙(書類)を漫然と持ち歩き、落下、飛散、置き忘れ、盗難、などの漏えい事故を起こすことが後を絶たない。仕事の性質上、書類の持ち歩きを無くすことが難しくても、一度に大量の情報を持ち歩いたり、現場で取り出す必然性は考えにくい。その場で必要な1-2枚の紙だけを取り出す仕組みを構築し、その1-2枚に管理を集中させることで、多くの事故は防げる可能性がある。ファイリングの仕方、持ち出し数量制限など、業務に在り方を見直す必要がある。再発防止が「今後は注意します」では、対策がお寒い限りである。

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