業種 | JR九州 |
発生時期 | 2013/10/5-2019/3/11 |
漏えい人数 | 7,996人 |
事故概要 | JR九州は12日、豪華寝台列車「ななつ星in九州」の関連商品を販売するインターネットサイト「ななつ星ギャラリー」に外部から不正アクセスがあり、登録会員最大7996人分の氏名、住所などの個人情報が流出した恐れがあると発表した。うち2816人分は、クレジットカードのカード番号やセキュリティーコードなどの情報を含む可能性があるとしている。 |
引用元 | 西日本新聞 |
事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。
チェックリストコード:
22-24 (第22条)委託先の監督 社内規則の整備(外部サービス利用)
クラウドサービスなど外部システムサービスを利用する時は利用規約やセキュリティ対策を確認するなど、サービスの安全・信頼性を把握して選定していますか?
サーバの安全管理措置徹底を頻繁に確認し、徹底していますか。特に外部委託している場合は、まかせっきりにせず自らの目でも確認していますか?
顧客の指摘により不正アクセスに気づかなかった、さらにその脆弱性は6年近く存在していた、というのはあまりにお粗末である。不正アクセスは、とくに有名サイトや大勢の会員サイトは毎日狙われており、その不正アクセスの手段も常に変化を遂げている。IT担当個人や部署だけではその知識量が不足することも知られており、安全性を担保するためには、専門サービス会社との連携をすべきである。
ITサービスでの安全性確認は、既知の問題に対する確認しかできない。従って確認者の知識向上が不可欠になるが、ここに力を入れる企業が少ないのも問題である。せめてニュースに取り上げられるサイバーアタックのキーワードだけは必ず押さえておき、利用しているクラウドサービス担当者とセキュリティ対策について、責任ある回答を常に得ておくべきであるし、セキュリティセミナーなどにも積極的に参加させなければならない。職員教育とは「個人情報を守りましょう」という研修だけではないことを、職場の幹部自身が理解しなければならない。
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