事故から学ぶ

ワンビシアーカイブズ、溶解処理予定の機密情報を飛散

事故概要

業種 産廃処理業、機密情報溶解処理業
発生時期 2018/12/14
漏えい人数
事故概要

顧客から溶解処理の依頼を受けた文書箱を文書箱を車両に積み込む際に文書箱の蓋が開き、中身の書類の一部を落下飛散させた。ただちに落下した書類の回収作業を行い、他に落下している書類がないか近隣を捜索し、他には見当たらないことを確認したものの、発見・回収しきれなかった書類が存在し、第三者が拾得され届出等された書類があることが後日判明した。飛散した書類内には個人情報も含まれている。

引用元 株式会社ワンビシアーカイブズ

■ 事故原因

事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。

チェックリストコード:
20-17 (第20条)安全管理措置(第21条)従業者の監督 作業ルールの徹底(紛失防止)

チェックリストにある要求ルール:

重要情報を社外へ持ち出す時は許可を得ていますか。
持ち出し時にはパスワード保護や暗号化して肌身離さないなどのように、盗難や紛失の対策をしていますか?
USBメモリのように小さなものは、首からかけるストラップのような大きな印をつけて目立たせるなど紛失防止策を講じていますか?
パソコンや業務携帯などの紛失防止教育を徹底していますか。
紙書類の持ち出し時はカバンに入れ、落下や風による飛散を防いでいますか。
重要情報やPC,USB等が入ったカバン自体を肌身離さず持ち歩いていますか?

■ 推奨対策

対策:

個人情報が含まれた紙の書類を屋外で落下飛散させ紛失させてしまう事故は珍しものではない。本件の直接の原因は社員が運搬手順を遵守しなかったことであり、社内の教育・管理が不十分だったと認識している、という会社の説明もあるが、溶解処理業者の責任は重い。

具体例:

運搬手順の再徹底、機密情報取扱いの再教育を再発防止策に上げているが、今までのやり方では不足である、という実態が露呈した事案なので、同じことを徹底します、というのでは少し踏み込みが足りないであろう。顧客のオフィスから回収車までの間、台車で運搬中に箱を落下させた、という原因なら、再教育ではなく落下飛散しない箱型の台車を用いて、その台車ごと回収車に積み込む、などの物理的な策が必要である。精神論と当事者の注意力だけに頼る安全管理策では事故はなくならない。

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