事故から学ぶ

埼玉県教育委員会、試験問題が入ったUSBメモリを紛失

事故概要

業種 地方自治体 県 埼玉県
発生時期 2018/12/13
漏えい人数 0人
事故概要

埼玉県教育局は、2020年埼玉県公立学校教員採用選考試験(31年度実施)問題の私案を含むUSBメモリを紛失したと発表した。
現在のところ、第三者による不正使用等の事実は確認されていない。
当該職員は職場や自宅などを捜索したが、当該USBメモリは発見されず紛失場所は不明である。

引用元 埼玉県

■ 事故原因

事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。

チェックリストコード:
20-17 (第20条)安全管理措置(第21条)従業者の監督 作業ルールの徹底(紛失防止)

チェックリストにある要求ルール:

重要情報を社外へ持ち出す時は許可を得ていますか。
持ち出し時にはパスワード保護や暗号化して肌身離さないなどのように、盗難や紛失の対策をしていますか?
USBメモリのように小さなものは、首からかけるストラップのような大きな印をつけて目立たせるなど紛失防止策を講じていますか?
パソコンや業務携帯などの紛失防止教育を徹底していますか。
紙書類の持ち出し時はカバンに入れ、落下や風による飛散を防いでいますか。
重要情報やPC,USB等が入ったカバン自体を肌身離さず持ち歩いていますか?

■ 推奨対策

対策:

今回のケースは個人情報が含まれていないが、情報管理、情報保護をするための安全管理措置が疎かになっている。
年に一度、簡単に教育を行うだけでは情報漏えいは防止できないので、徹底的に教育をするという姿勢と実効性が求められている。

具体例:

情報を自宅に持ち帰る、というのは職場で仕事が終わらないことを意味しており、持ち帰った本人だけに責を負わせず、持ち帰らないと終わらない仕事量を与えている上司の責も取らせるべきである。個人紛失事故の処分では、直接の上司だけではなく組織の最高責任者まで責を負わせるのは、個人情報保護は組織の責務であるとしていることに注目すべきである。持ち帰りのチェックもない、紛失しても本人が見つけられなければ発見できない、結果として県として謝罪する、という流れを断ち切るには、持ち帰りを遮断する仕組みと意識の醸成が絶対必須である。

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